１５０夜 血と鎖

　もう、早売りの次週号が出てるというのに、のんびり14号のデグの感想です。
　正直感想というより、勝手妄想だと思います。
　それでも大丈夫だという方のみ、次にお進みくださいませ。
　タイトルはそのまま、へブラスカとルベリエ長官ですね。

　今週も神田さんはかっこよかった。そして不器用な子でした。（14巻ティエドール元帥言　苦笑）日本刀肩に担いで、ハッ、って笑うところとか、ああいう言い方しかできないところとか。愛しいですね神田。
　ああもう、あの日本刀でLv.4をぶった切っちゃってください。いやいや、切りたいのは神田の方だろうなと。

　そしてLv.４は『遊び』をおぼえた。
　もう、あれが何かするたびに、妙にむかつきますね。いい役だよLv.4。

　昇降機、タッチパネルなんだ。それで手のひら認証？アニメではレバー操作してたような気がしますが。ああ、コムリン事件で暴走してから、日々改良してるのか？（突っ込むところが違うよ、さかき）

　昇降機は一台だけど作業用リフトはいっぱいあるらしい黒の教団。そうだよね、いろんな形したイノセンスをへブラスカのところに運んだり持ち出したりしなくちゃいけないのだものね。

　その狭いリフトで3人すし詰めで、素晴らしい異音とともに降りてきたリナリー達。あの中にルベさんもいたかと思うと、すっごいかわいい。
　ラビとリナリの足が妙に絡み合ってるのが、仲の良さを表してますよね。ほほえまし。てか一瞬ラビの足を抱いてるのかと思ったよ。

　で、やっぱりイノセンスが槌だったから長物持ってると落ち着くんですかラビ？神田と一緒。でもどちらにしてもＡＫＵＭＡには役に立たない！！

　へブラスカはやっぱり女性だったんですね。そしてルベさんとは血縁。

　そしてルベさんも戦争という闇にのまれてました。相手側の意志とはまったく関係のない人の欲望とか醜さという闇に。だから、後には引けない。自ら戦う力を得られなかったがために、特にだと思うんですが。（あーでも身内に適合者が出たら…どうしたんでしょうか？ちょっと気になる。）

　でも、「何もありはしない」って言いきってる所から、もうルベさんにも何も残ってないのかもしれませんね。ＡＫＵＭＡと伯爵しか。
　でも、きっとルベさんにはまだいろいろ持っているものがあると思います、だから伯爵が憎い。

　だって、何も持たないように生きてきたラビとか、既に無くしてるアレンとかはすがすがしいほど、その点に関してだけはこだわり（わだかまり）がないんですから。

　そして昇降機がヘブ君とことにたどり着く前に、Lv．４の襲撃に（チャオジーは乗り込めなかったんですね）
　昇降機の上部爆発してましたが！！煽りに「望み潰える…！？」とか書かれてるんですが、潰えちゃあ駄目だろ！！ってセルフ突っ込みでまた月曜日ですね。

　つか、希望としてはアレンがまたもや飛び込んで、道化の帯で神田とコムイさんを守ってくれたらいいなって。
　で、ちょこっと神アレで妄想。



　Lv.4が力を放とうとする瞬間に、コムイがヘブラスカに向かって叫んだ。
　Lv.4を睨んだままの神田の視界に何かが飛び込んできた。
「なっ！！」
　視界いっぱいに広がる白に、馴染んだ気配に両手でそれを抱き止めた。　ついた勢いが殺せずに、驚きで開いた口に相手の唇が重なった。
　そして神田の世界は白１色に染まった。
「あっ…ぐぅぅ」
　苦しそうなうめき声と、抱きこんだ相手から伝わる衝撃に神田は我に返る。
「もやしっ！！」
　そして、アレンが道化ノ帯を発動して自分たちを庇ったのだと知った。　放送で、ラボは壊滅と聞いていた。アレンが無傷だったわけがない。
「おいっ！！」
　頬を軽く叩けば、やっとのことでゆっくりとその銀灰の双眸が持ち上がった。
　アレンが気づいたことで、道化ノ帯は元のマント状の形へと戻っていく。そしてその相貌にしっかりと神田の姿を写すと、ふわりと微笑んだ。
「よかった…怪我はないですか？神田も、コムイさんも」
「アレン君…キミ……」
　やっぱり今ので我に返ったコムイがアレンを心配して声をかけようとした時に、アレンが勢い良く後ろを振り返った。
　くわっ。その擬音を背負ってアレンが何もない空間へと大声で叫んだ。
「一度ならず二度までも…弟子を投げつけるとは何事ですか！！」
「ああん？おかげで間に合っただろ。礼は言われても文句を言われる筋合いはねぇな」


　みたいな展開になったらいいなって、お話でした（苦笑）