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お正月番組を見ていて、書いてみようと思ったしょうもないネタ。
お部屋が、連絡ないままに、勝手に進行してるようなので、もう、成り行きに任せようと開き直った結果とも言う。
よい。という方だけ続きからどぞー。
「ねえ、タクト君とスガタ君。こう向かい合って見つめ合ってくれないかな?」
麗らかな昼休憩のひと時に、ワコから突然のリクエストが入った。
タクトの席の周りに寄っていた、スガタと二人して首を傾げた。
「突然何?」
「相変わらず、突然だなワコは」
「うーんとね…」
単なる二人の密着が見たくなっただけのワコは、その理由を一生懸命、こじつけようと頭を捻った。
だってイケメン二人が吐息もかかるような距離で見つめ合っていたら、はっきり言って萌えるじゃない。さっきまで、昨日の番組で仲良く談笑していた距離も嫌いじゃないけれど、出来るならば、もう少し近い距離の二人を見たくなったのだ。
それを素直に行ってしまう所がワコのいいところ。
しかし理由が無いと見せてくれないかもしれない。
うーむ。
「あのね、美術の課題の構図に悩んでいて、恋人同士みたいに、そう…こう…囁きあうぐらいの距離感が欲しいの」
そう言ってワコはすちゃりと携帯を取り出した。携帯と言っても先日切り替えたばかりの最新鋭のスマホだ。
それじゃあ仕方ないねと、二人は請け負った。
「えっと、こんな感じかな?」
「えっと、もっちょっと顔を近づけて…」
「これぐらいか?」
「そうそう、スガタ君いい感じ。でもちょっとだけ顔を傾けてくれたら、尚更…そうばっちり!」
まさしくキス5秒前の図に出来上がったタクトとスガタを見て、うっかりワコは見惚れてしまった。
「ワコ?」
二人のユニゾンに名前を呼ばれて、ワコはぶんぶんと頭を振ってスマホを構えた。
「はい。撮るよー…ちょっ、タクト君っWWW」
「タクト?」
「きゃぁぁぁっw」
「おおぉ!」
ワコが撮るよーと言った瞬間に、タクトがスガタの顔を両手でガっと押さえたかと思うと、スガタの反論を待たずにブチュウと熱烈なキスをかましたのだ。
ワコは驚いた瞬間にしっかりシャッターボタンを押していたが、その後喜びのあまり身悶えたので、はっきりと写っているかは謎だ。
そして教室内は黄色い声と、妙な男子からの声援が送られた。
当のタクトは、ぱっとスガタから離れるとケロリとした顔で、にっこりと笑った。
「ね、こういうギャグ有ったよね」
特番で見たのを、やってみました。
そう言ったタクトにワコは、チッチと指を振った。
「ああ、あれは最初に口論から始めないとダメだから、ねっ、もう一回」
やっぱりきれいに撮れていなかったので、ワコは可愛くおねだりしてみた。
しかし今度はタクトがチッチと指を振った。
「あれは最初の一回が面白いのであって、二番煎じはダメですよー」
ああいうのは、ノリと勢いが大事なんですぅ。第一、もう一回だなんて僕が恥ずかしいじゃん。
無理無理ーとタクトは掌まで振った。
「タクト…」
「ふぁい…」
背後からタクトの頬にスガタの掌が伸びて、ひたりと張り付いた。
妙な気迫を感じて、タクトは振り返れなかった。
スガタさんが怒ってます?こんな大勢の前でギャグネタ何かにされて…絶対怒ってるよね。
タクトはスガタに背を向けたまま、両手を上にあげたい気分だった。この際白旗でもなんでもあげたい。三十六計謝り倒すに限る。
せーので振り返って、土下座でも。
「ごめんスガタ。ちょっとした出来心で、でもそのダシにスガタ使うなんて反省してます。でもたまには僕から仕掛けてもいいかななんて、あ、ごめん本当にすみませんごめんなさい……スガタ?」
スガタは一生懸命謝り倒すタクトのもう片方の頬にも手を添えて、顔を包み込むと自らの顔も寄せて行った。
ゆっくりと近づいてくるその唇に、タクトも観念して目を閉じた。
ちゅ。
『おぉぉぉぉ』
目の前で繰り広げられる夢にまで見たキスシーンにワコは拳を握って、声には出さずに唸りながら、今度は動画機能で撮影していた。これなら一番いい瞬間を逃すことも無い。
どこかのCMみたいなことを思っていた。
周りからもl、今度はシンドウの逆襲か?男だなーとか野次が、始めは飛んでいた。
…そう、始めは。
「タクト…」
「これであいこ…ちょっ…」
唇を合わせただけの軽いキスの後、この話ほもうお仕舞にしたかったタクトの考えは裏切られてしまった。
話す為に口を開いた隙を逆に取られて、更に深く重ね合わされて、揚句スガタの舌がタクトの中に侵入してきた。
「んーんんっ…」
こんな(教室)ところでディープキスをかますな。
いくらタクトが怒りたくても、スガタに舌を絡め捕られていては会話もままならない。胸を押しても悔しいかな、びくともしない。
それにスガタは知り尽くしたタクトの官能までも引きずり出しにかかっていた。
「んんっ」
背筋に震えが走って、足に力が入らなくなる。
危険を感じたタクトが、懸命にスガタの胸を叩いた。
タクトの上気した頬と、時折ビクリと震える身体に、囃し立てていた全員がゴクリと生唾を飲み込み頬を染めた。
誰も元気印のタクトのこんな艶めかしい表情を見たことが無かった。
時間にすれば数分もたっていないけれど、見てる側からすれば5分をゆうに回る長さに感じられた。
これからどうなるんだと、固唾をのんで見守るしかなかった面々の前で、タクトの膝が砕けた。
「ん…ふっ…」
ガクリと崩れ落ちるタクトの身体をスガタが、脇から腕を通して拾い上げると自分の胸へと寄りかからせた。 二人分の唾液に光る自分の赤い唇をスガタはぺろりと舌で舐めた。
「「「きゃぁぁぁっ」」」
途端に教室中で黄色い悲鳴が上がった。その音量の凄まじさに、男子は咄嗟に耳を塞いだ。
それを全く意に返さないスガタは涼しい顔のまま、タクトの耳元にそっと唇を寄せる。
「御馳走様、タクト」
「TPOを考えろっ、馬鹿スガタッ」
目元をほんのりと染めて、上目づかいで睨んでも、それは可愛らしさを際立たせるだけという事をタクト本人だけが気付いていない。
その澄ました顔をつねってやろうとタクトは腕を伸ばした。
しかし逆にその手も取られて、その掌にスガタはチュッとキスをした。
もう、タクトが可愛くて仕方ないと言うような蕩けた甘い表情で、スガタが笑っていた。
「ギャグだったとしてもタクトに主導権を握られるのは、許せなかったからな」
「だからってぇ」
教室の真昼間にあそこまでする必要ないじゃんか。すっげー恥ずかしい、もう午後からどんな顔して授業受ければいいの。
ぶつぶつ言い続けるタクトにスガタはあっさりと、そのままでいいじゃないかと言った。
「みんな喜んでくれてるし、いいじゃないか」
それにタクトが僕のものだって主張できて、嬉しいと邪心なく喜ぶ姿に、タクトも怒りが持続しなかった。
しかしこのまま引き下がってはスガタの思う壺。いや男の子としてのプライドに係わる。
「帰ったら、一発殴らせろ」
タクトはやっとまともに立って、スガタにビシリと指を突き付けた。
その声はちょっと静かになった教室で、良く聞こえた。
さあシンドウの返事はいかに。
全員の視線が集中する中、スガタはふっと笑って。
「ベッドの中でなら、一発と言わず何発でも受けようじゃないかタクト」
タクトを含めて教室中に悲鳴が響き渡った。
*****************************
その後寸劇だと言ってみたが、クラスメイトに信じて貰えたかどうかは、謎のままである。
お部屋が、連絡ないままに、勝手に進行してるようなので、もう、成り行きに任せようと開き直った結果とも言う。
よい。という方だけ続きからどぞー。
「ねえ、タクト君とスガタ君。こう向かい合って見つめ合ってくれないかな?」
麗らかな昼休憩のひと時に、ワコから突然のリクエストが入った。
タクトの席の周りに寄っていた、スガタと二人して首を傾げた。
「突然何?」
「相変わらず、突然だなワコは」
「うーんとね…」
単なる二人の密着が見たくなっただけのワコは、その理由を一生懸命、こじつけようと頭を捻った。
だってイケメン二人が吐息もかかるような距離で見つめ合っていたら、はっきり言って萌えるじゃない。さっきまで、昨日の番組で仲良く談笑していた距離も嫌いじゃないけれど、出来るならば、もう少し近い距離の二人を見たくなったのだ。
それを素直に行ってしまう所がワコのいいところ。
しかし理由が無いと見せてくれないかもしれない。
うーむ。
「あのね、美術の課題の構図に悩んでいて、恋人同士みたいに、そう…こう…囁きあうぐらいの距離感が欲しいの」
そう言ってワコはすちゃりと携帯を取り出した。携帯と言っても先日切り替えたばかりの最新鋭のスマホだ。
それじゃあ仕方ないねと、二人は請け負った。
「えっと、こんな感じかな?」
「えっと、もっちょっと顔を近づけて…」
「これぐらいか?」
「そうそう、スガタ君いい感じ。でもちょっとだけ顔を傾けてくれたら、尚更…そうばっちり!」
まさしくキス5秒前の図に出来上がったタクトとスガタを見て、うっかりワコは見惚れてしまった。
「ワコ?」
二人のユニゾンに名前を呼ばれて、ワコはぶんぶんと頭を振ってスマホを構えた。
「はい。撮るよー…ちょっ、タクト君っWWW」
「タクト?」
「きゃぁぁぁっw」
「おおぉ!」
ワコが撮るよーと言った瞬間に、タクトがスガタの顔を両手でガっと押さえたかと思うと、スガタの反論を待たずにブチュウと熱烈なキスをかましたのだ。
ワコは驚いた瞬間にしっかりシャッターボタンを押していたが、その後喜びのあまり身悶えたので、はっきりと写っているかは謎だ。
そして教室内は黄色い声と、妙な男子からの声援が送られた。
当のタクトは、ぱっとスガタから離れるとケロリとした顔で、にっこりと笑った。
「ね、こういうギャグ有ったよね」
特番で見たのを、やってみました。
そう言ったタクトにワコは、チッチと指を振った。
「ああ、あれは最初に口論から始めないとダメだから、ねっ、もう一回」
やっぱりきれいに撮れていなかったので、ワコは可愛くおねだりしてみた。
しかし今度はタクトがチッチと指を振った。
「あれは最初の一回が面白いのであって、二番煎じはダメですよー」
ああいうのは、ノリと勢いが大事なんですぅ。第一、もう一回だなんて僕が恥ずかしいじゃん。
無理無理ーとタクトは掌まで振った。
「タクト…」
「ふぁい…」
背後からタクトの頬にスガタの掌が伸びて、ひたりと張り付いた。
妙な気迫を感じて、タクトは振り返れなかった。
スガタさんが怒ってます?こんな大勢の前でギャグネタ何かにされて…絶対怒ってるよね。
タクトはスガタに背を向けたまま、両手を上にあげたい気分だった。この際白旗でもなんでもあげたい。三十六計謝り倒すに限る。
せーので振り返って、土下座でも。
「ごめんスガタ。ちょっとした出来心で、でもそのダシにスガタ使うなんて反省してます。でもたまには僕から仕掛けてもいいかななんて、あ、ごめん本当にすみませんごめんなさい……スガタ?」
スガタは一生懸命謝り倒すタクトのもう片方の頬にも手を添えて、顔を包み込むと自らの顔も寄せて行った。
ゆっくりと近づいてくるその唇に、タクトも観念して目を閉じた。
ちゅ。
『おぉぉぉぉ』
目の前で繰り広げられる夢にまで見たキスシーンにワコは拳を握って、声には出さずに唸りながら、今度は動画機能で撮影していた。これなら一番いい瞬間を逃すことも無い。
どこかのCMみたいなことを思っていた。
周りからもl、今度はシンドウの逆襲か?男だなーとか野次が、始めは飛んでいた。
…そう、始めは。
「タクト…」
「これであいこ…ちょっ…」
唇を合わせただけの軽いキスの後、この話ほもうお仕舞にしたかったタクトの考えは裏切られてしまった。
話す為に口を開いた隙を逆に取られて、更に深く重ね合わされて、揚句スガタの舌がタクトの中に侵入してきた。
「んーんんっ…」
こんな(教室)ところでディープキスをかますな。
いくらタクトが怒りたくても、スガタに舌を絡め捕られていては会話もままならない。胸を押しても悔しいかな、びくともしない。
それにスガタは知り尽くしたタクトの官能までも引きずり出しにかかっていた。
「んんっ」
背筋に震えが走って、足に力が入らなくなる。
危険を感じたタクトが、懸命にスガタの胸を叩いた。
タクトの上気した頬と、時折ビクリと震える身体に、囃し立てていた全員がゴクリと生唾を飲み込み頬を染めた。
誰も元気印のタクトのこんな艶めかしい表情を見たことが無かった。
時間にすれば数分もたっていないけれど、見てる側からすれば5分をゆうに回る長さに感じられた。
これからどうなるんだと、固唾をのんで見守るしかなかった面々の前で、タクトの膝が砕けた。
「ん…ふっ…」
ガクリと崩れ落ちるタクトの身体をスガタが、脇から腕を通して拾い上げると自分の胸へと寄りかからせた。 二人分の唾液に光る自分の赤い唇をスガタはぺろりと舌で舐めた。
「「「きゃぁぁぁっ」」」
途端に教室中で黄色い悲鳴が上がった。その音量の凄まじさに、男子は咄嗟に耳を塞いだ。
それを全く意に返さないスガタは涼しい顔のまま、タクトの耳元にそっと唇を寄せる。
「御馳走様、タクト」
「TPOを考えろっ、馬鹿スガタッ」
目元をほんのりと染めて、上目づかいで睨んでも、それは可愛らしさを際立たせるだけという事をタクト本人だけが気付いていない。
その澄ました顔をつねってやろうとタクトは腕を伸ばした。
しかし逆にその手も取られて、その掌にスガタはチュッとキスをした。
もう、タクトが可愛くて仕方ないと言うような蕩けた甘い表情で、スガタが笑っていた。
「ギャグだったとしてもタクトに主導権を握られるのは、許せなかったからな」
「だからってぇ」
教室の真昼間にあそこまでする必要ないじゃんか。すっげー恥ずかしい、もう午後からどんな顔して授業受ければいいの。
ぶつぶつ言い続けるタクトにスガタはあっさりと、そのままでいいじゃないかと言った。
「みんな喜んでくれてるし、いいじゃないか」
それにタクトが僕のものだって主張できて、嬉しいと邪心なく喜ぶ姿に、タクトも怒りが持続しなかった。
しかしこのまま引き下がってはスガタの思う壺。いや男の子としてのプライドに係わる。
「帰ったら、一発殴らせろ」
タクトはやっとまともに立って、スガタにビシリと指を突き付けた。
その声はちょっと静かになった教室で、良く聞こえた。
さあシンドウの返事はいかに。
全員の視線が集中する中、スガタはふっと笑って。
「ベッドの中でなら、一発と言わず何発でも受けようじゃないかタクト」
タクトを含めて教室中に悲鳴が響き渡った。
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その後寸劇だと言ってみたが、クラスメイトに信じて貰えたかどうかは、謎のままである。
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