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下のSSS、バイリンガルの続きです。
結局何が言いたかったのか分からなくなりました。まあ良くあることですが。
あ、リナリーが出せなかった。
今日は、もういろいろしてて、胃が痛い。
でもこれで終了。
************************
それから数日後。
アレンは科学班の手伝いで室長室のドアをノックして、開けた。
「すみませんコムイさん、アレンです。資料を持ってきました」
開けたドアの先からは、ラビの賑やかな声が響いていた。
「でさでさー。すっげー大変だったんさ。アクマがわんさかといてさ。それをオレが有り余る知識とこのイノセンスでさー」
「あ、ラビお帰りなさい。怪我してないですか?」
「やっぽーアレン。見てのとおりピンピンさ」
そう言ってへらへらとラビは腕を振った。
「おや、アレン君ごくろさま。今ラビの武勇譚を聞いていたとこなんだよ。資料はそこにでも置いといてね」
そう言ってコムイは、紙の束で築かれた山の一角を指差した。
アレンも慣れた手つきで、少しだけ低くなった山のてっぺんに、その資料を重ねておいた。
「ラビがね、さっきからご機嫌で、相手が大変だよ」
コムイが、頭をかきかき、コーヒーを啜った。
「機嫌……?」
アレンが、ラビの表情を覗きこむ。
もう一歩ずいっと近寄った。
「なんさ、アレン?」
小首を傾げたアレンが、そっとラビの頬に掌を寄せる。意味が分からないアレンの行動に、ラビは心持ち身体を引いた。
「ラビ、僕では力になれませんか?」
「はいぃっ?」
「まだ、この前の悩みを引きずってるんでしょう?僕には、話せないことですか」
話すだけでも楽になれます。
でも、言えないことも多いのは分かってますけど。
しょんぼりとしてしまったアレンに、今度はラビが慌てた。
「いや、あのーその」
「なんだラビってば、機嫌悪かったんだー」
イノセンス無しでアクマいっぱいなのに、わいわい言ってたのは、なんだそうか。カラ元気だったんだね。気付かなかったよ。
「さすがはアレン君だね」
コムイの手放しの称賛に、アレンが困った顔をした。
「僕じゃなくても、見てれば分かりますよ。きっと」
コムイさんの方が僕よりも付き合い長いんですから。
「ちーす。室長書類あがりましたか?」
そこにやって来たのはリーバーだった。そしてアレンを見るなり礼を言った。
「こないだはサンキューな。神田本当に機嫌良かったらしくて、もういいって言うまで手伝ってくれたぞ」
「僕のせいじゃありません。お礼は神田に行ってあげてください」
僕は何もしてませんから。
「なになに?リーバー君もアレン君に神田君のご機嫌聞いてたの?」
「ええ、まあ。アレンに確認しとくと間違いがないですからね」
余計な諍いと無駄な時間を使わなくてすみますから。
アレン君さまさまだね、そうですね。
と和む二人についていけずアレンは悩んだ。
そのアレンの姿を見て、コムイとリーバーは顔を見合わせて微笑んだ。
「アレン君は神田とラビのバイリンガルだよな」
「バイリンガル?」
「そーだねー。そういうおもちゃが流行ったんだよ、昔」
犬や、猫の鳴き声だけでその時の気持ちが分かるってやつだね。
「オレらは犬猫かい!」
ラビがすかさず突っ込んだ。
「似たようなもんじゃないの?アレン君に関しては、リンク君よりも鼻が聞くでしょ」
ふふん、とコムイに鼻で笑われてラビは黙り込むしかなかった。
*******************************
結局何が言いたかったのか分からなくなりました。まあ良くあることですが。
あ、リナリーが出せなかった。
今日は、もういろいろしてて、胃が痛い。
でもこれで終了。
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それから数日後。
アレンは科学班の手伝いで室長室のドアをノックして、開けた。
「すみませんコムイさん、アレンです。資料を持ってきました」
開けたドアの先からは、ラビの賑やかな声が響いていた。
「でさでさー。すっげー大変だったんさ。アクマがわんさかといてさ。それをオレが有り余る知識とこのイノセンスでさー」
「あ、ラビお帰りなさい。怪我してないですか?」
「やっぽーアレン。見てのとおりピンピンさ」
そう言ってへらへらとラビは腕を振った。
「おや、アレン君ごくろさま。今ラビの武勇譚を聞いていたとこなんだよ。資料はそこにでも置いといてね」
そう言ってコムイは、紙の束で築かれた山の一角を指差した。
アレンも慣れた手つきで、少しだけ低くなった山のてっぺんに、その資料を重ねておいた。
「ラビがね、さっきからご機嫌で、相手が大変だよ」
コムイが、頭をかきかき、コーヒーを啜った。
「機嫌……?」
アレンが、ラビの表情を覗きこむ。
もう一歩ずいっと近寄った。
「なんさ、アレン?」
小首を傾げたアレンが、そっとラビの頬に掌を寄せる。意味が分からないアレンの行動に、ラビは心持ち身体を引いた。
「ラビ、僕では力になれませんか?」
「はいぃっ?」
「まだ、この前の悩みを引きずってるんでしょう?僕には、話せないことですか」
話すだけでも楽になれます。
でも、言えないことも多いのは分かってますけど。
しょんぼりとしてしまったアレンに、今度はラビが慌てた。
「いや、あのーその」
「なんだラビってば、機嫌悪かったんだー」
イノセンス無しでアクマいっぱいなのに、わいわい言ってたのは、なんだそうか。カラ元気だったんだね。気付かなかったよ。
「さすがはアレン君だね」
コムイの手放しの称賛に、アレンが困った顔をした。
「僕じゃなくても、見てれば分かりますよ。きっと」
コムイさんの方が僕よりも付き合い長いんですから。
「ちーす。室長書類あがりましたか?」
そこにやって来たのはリーバーだった。そしてアレンを見るなり礼を言った。
「こないだはサンキューな。神田本当に機嫌良かったらしくて、もういいって言うまで手伝ってくれたぞ」
「僕のせいじゃありません。お礼は神田に行ってあげてください」
僕は何もしてませんから。
「なになに?リーバー君もアレン君に神田君のご機嫌聞いてたの?」
「ええ、まあ。アレンに確認しとくと間違いがないですからね」
余計な諍いと無駄な時間を使わなくてすみますから。
アレン君さまさまだね、そうですね。
と和む二人についていけずアレンは悩んだ。
そのアレンの姿を見て、コムイとリーバーは顔を見合わせて微笑んだ。
「アレン君は神田とラビのバイリンガルだよな」
「バイリンガル?」
「そーだねー。そういうおもちゃが流行ったんだよ、昔」
犬や、猫の鳴き声だけでその時の気持ちが分かるってやつだね。
「オレらは犬猫かい!」
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