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やっぱりただの思いつきです。
昔ドッグ・バイリンガルって言って、犬や猫の気持ちが分かるっていうおもちゃがはやりましたよね。
そういう話ですはい。
教団ティーンズ仕様。カップリングはなくてもいいと思います。
「おっと、アレン。神田を見なかったか?」
おやつを貰いに行こうと、食堂に向かっていたアレンに、通り掛かったリーバーが尋ねた。
「神田ですか、神田ならさっき、部屋に戻るって言ってましたけど?」
「そっか。じゃあ、アレンは神田に会ったんだな」
「 ? 」
意味が分からずに、アレンはコクリと首を捻った。
「そういや、神田の機嫌…悪そうだったか?」
「何か頼み事ですか、リーバーさん。それとも任務?」
表情に影が差してしまったアレンに、リーバーが慌てて言い訳した。
「違う違う、任務じゃないから安心してな。ちょいと手が空いていたら神田に、手伝って欲しい事があるんだ」
そう聞いた途端にアレンの表情が一気に晴れて、満面の笑みでリーバーに応えた。
「大丈夫ですよ、機嫌良さそうでしたから」
「そうか。じゃあ頼みに行こうかな」
「ええ」
時間取らせて、悪かった。そう言ってリーバーは、早足で歩いて行った。
「今の、なんだったんでしょうか、リンク?」
「私にはわかりかねます」
一瞬首を傾げたアレンだが、すぐに今日のおやつの事で頭がいっぱいになって、さっきまでの事をすっきり忘れてしまった。
アレンが午後の紅茶とケーキを堪能していれば、今度はそこにジョニーがやって来た。きょろきょろと誰かを探しているみたいだった。
「アレン、みっけ」
しばらくしてアレンに気付いたジョニーが、いそいそとアレンの隣へとやって来た。
「なあ、アレン。ラビ見なかった?ちょっと知りたい事があるんだけど」
「ラビ?ラビならさっきまで、ここでお茶をしてましたよ。これから書庫室に行くって言ってましたから、まだいるんじゃないでしょうか」
「うーん…」
じゃあ行ってみると言って、すぐさま立ち去るものだとばかり思っていたジョニーは、アレンの意に反してまだその場で、何かを唸っていた。
「何か問題でも?」
「あっ、いやいや。そうだアレン。ラビの機嫌悪くなかった?」
さっきなんだか同じような事があった気がする。
そんな事を思いながら、アレンはさっきまでのラビの様子を思い出してみる。
表面上は何も変わり無かった、けど。
「うーん。機嫌が悪いってのとは違うと思うんですけど。何か悩んでるって言うか、考え込んでることがあるみたいでした。それが何か?」
そっかぁ、じゃあ無理かな。
とか、アレンの目の前でジョニーが一人唸っていた。
「ジョニー?」
「あっ、ごめん。じゃあ、ブックマンにでも頼んでみるよ。あんがとアレン」
「いいえ、僕は何もしてませんよ」
「いやいや、すっごい助かった。ありがとなー」
そう言ってジョニーは資料を抱えて走って行ってしまった。
アレンはジョニーを見送って、ふと首を傾げた。
「リンク、僕お役に立てたんでしょうか?」
「さあ?でも、彼が助かったというのなら役に立てたのではないですか」
リンクはさらりとそう言った。
昔ドッグ・バイリンガルって言って、犬や猫の気持ちが分かるっていうおもちゃがはやりましたよね。
そういう話ですはい。
教団ティーンズ仕様。カップリングはなくてもいいと思います。
「おっと、アレン。神田を見なかったか?」
おやつを貰いに行こうと、食堂に向かっていたアレンに、通り掛かったリーバーが尋ねた。
「神田ですか、神田ならさっき、部屋に戻るって言ってましたけど?」
「そっか。じゃあ、アレンは神田に会ったんだな」
「 ? 」
意味が分からずに、アレンはコクリと首を捻った。
「そういや、神田の機嫌…悪そうだったか?」
「何か頼み事ですか、リーバーさん。それとも任務?」
表情に影が差してしまったアレンに、リーバーが慌てて言い訳した。
「違う違う、任務じゃないから安心してな。ちょいと手が空いていたら神田に、手伝って欲しい事があるんだ」
そう聞いた途端にアレンの表情が一気に晴れて、満面の笑みでリーバーに応えた。
「大丈夫ですよ、機嫌良さそうでしたから」
「そうか。じゃあ頼みに行こうかな」
「ええ」
時間取らせて、悪かった。そう言ってリーバーは、早足で歩いて行った。
「今の、なんだったんでしょうか、リンク?」
「私にはわかりかねます」
一瞬首を傾げたアレンだが、すぐに今日のおやつの事で頭がいっぱいになって、さっきまでの事をすっきり忘れてしまった。
アレンが午後の紅茶とケーキを堪能していれば、今度はそこにジョニーがやって来た。きょろきょろと誰かを探しているみたいだった。
「アレン、みっけ」
しばらくしてアレンに気付いたジョニーが、いそいそとアレンの隣へとやって来た。
「なあ、アレン。ラビ見なかった?ちょっと知りたい事があるんだけど」
「ラビ?ラビならさっきまで、ここでお茶をしてましたよ。これから書庫室に行くって言ってましたから、まだいるんじゃないでしょうか」
「うーん…」
じゃあ行ってみると言って、すぐさま立ち去るものだとばかり思っていたジョニーは、アレンの意に反してまだその場で、何かを唸っていた。
「何か問題でも?」
「あっ、いやいや。そうだアレン。ラビの機嫌悪くなかった?」
さっきなんだか同じような事があった気がする。
そんな事を思いながら、アレンはさっきまでのラビの様子を思い出してみる。
表面上は何も変わり無かった、けど。
「うーん。機嫌が悪いってのとは違うと思うんですけど。何か悩んでるって言うか、考え込んでることがあるみたいでした。それが何か?」
そっかぁ、じゃあ無理かな。
とか、アレンの目の前でジョニーが一人唸っていた。
「ジョニー?」
「あっ、ごめん。じゃあ、ブックマンにでも頼んでみるよ。あんがとアレン」
「いいえ、僕は何もしてませんよ」
「いやいや、すっごい助かった。ありがとなー」
そう言ってジョニーは資料を抱えて走って行ってしまった。
アレンはジョニーを見送って、ふと首を傾げた。
「リンク、僕お役に立てたんでしょうか?」
「さあ?でも、彼が助かったというのなら役に立てたのではないですか」
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