１５５夜的考察。

　ちょっだけ、疑問に思ったことをＳＳＳ風味に仕立ててみました。

　短い上にくだらないです。ちょっとした息抜き。しょっぱなから原稿アクションに躓いているさかきです。文才欲しいなぁ…。


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「アレーン、アレン。ちょっと聞きたいことがあるんさー」
「はい？」

　食堂で、ジェリーに焼いてもらった焼き菓子を頬張るアレンが、丁寧に口元をナプキンで拭くと、ラビの方へと向き直った。
　ちょこんと首を傾げる姿がまた可愛い。…のは、とりあえず置いといて。

「クロス元帥の『断罪者』のことなんだけどさ」

　元帥って、聞いても答えてくれなさそうじゃんか。そういうラビにアレンも頷いて、質問さえさせてもらえないかもですね。そう返した。

「…で、この前のことで、『断罪者』って。銃弾装填してないのに、なんで薬莢が出るんさ？」

　弾数もおかしくないさ？

「師匠の『断罪者』はイノセンスなので弾数は関係ないんですよ。それと床に散らばる薬莢は…」
　
「薬莢は？」

　そこで一言区切って、アレンは残っていたカップから紅茶を飲み干した。
　ラビもアレンの答えを今か今かと、期待に満ちた瞳で待っていた。



「浪漫なんだそうですよ」





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　いや、さかきが不思議に思ったんで。
　刑事ドラマとか見て、かっこいいからって理由でもいいよね。
　クロスさんはかっこつけだから（そして事実かっこいい！）