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というわけで、月曜日にちょこっと感想で書いていた、神田が常にアレンと組まされている理由を妄想してみました。
艶っぽさと、神田の嫉妬を押えたために、意外につまらなく…げふんげふん。(ああ、神田とラビの嫉妬編あった方が良かったですかね)
神田・ラビ・リンクのアレン総愛です。
そしていつものごとく書き殴りの書き逃げ。短くしようとして以下略。
**************************
「くあぁぁっ…」
眠そうに、大きな欠伸を一つしたアレンは、ベッドの上にあったクッションを胸に抱いて、ころりと転がった。
その様子をベッドサイドに腰かけた神田がじっと見ていた。
なんでこんなに可愛いのか、表情には一切出さずに神田はそんな事を考えていた。
ふわふわとした手触りのいい白い髪の毛に、もう一度触ろうとして腕を伸ばした。
その手があと数センチで届くかどうかと言う場所で、アレンがころりと寝がえりをうって、ひたりと神田を見つめ返した。
触り損ねた腕は、宙に浮かんだまま。持て余してパタリと下された。
その様子を見たアレンがクスリと笑う。
「何だ…」
「あ、いえ…」
笑われたことに眉をしかめた神田に、否定の言葉を吐きながらアレンは更に唇を引き上げ魅惑的に笑った。
そして、今思い出したとばかりに、アレンは口を開いた。
「あ、そうだ神田。明日あたりコムイさんから、僕のパートナーになる様に言われると思いますよ」
もちろん、拒否権も与えられると思いますけど。
アレンの言葉の裏には、先日彼が言った事にある。
『僕が14番目になってしまった時には、僕を殺してください』
自分を殺してと、あの時アレンはまるで朝の挨拶をするかのように、あっさりとそう言ったのだ。
アレンを守ると、行き着ける場所まで一緒に行こうと約束したばかりだったのに。
咄嗟に裏切られた気分になったのは、たぶん俺だけじゃない。きっとあいつもだろう。
こっそりと伺い見たラビも咄嗟に視線を逸らしたのを神田は見逃さなかった。
「パートナーは、任務の状況で、適材を選ぶんじゃなかったか?」
更に眉間に皺を寄せた神田が、出来るだけ平坦に聞き返した。
人数の減ってしまったエクソシストを守るために、奇怪の調査は二人以上を原則とする。そう決められたのには何の不満も無い。それにつけて方舟の使用で、機動力は格段に上がったのだ。
とはいっても、元帥を数に入れなければ、組める相手も限られては来る。しかしアレンの言う事は『固定』と言う意味で間違いないだろう。
「ええ、僕以外は状況に応じてコムイさんが、その都度選ぶそうですよ」
「では、何故…」
そう神田は聞き返してから、その理由に思い当たり口をつぐんだ。
アレンはその神田の心情を知ってか、笑顔を崩さないまま、残酷な続きを語った。
「そうです。僕がノア化した時の為に。神田に白羽の矢が立っちゃったんですよ」
すみませんと、アレンは小さく謝った。
「だから最初に言った通り、神田に選択権があります」
アレンを殺す役目を振られたという事。そして殺せそうな者。
「チッ、オレ以外にもいるじゃねーか。そこの馬鹿ウサギとか」
クイッと神田は壁に凭れるラビへと顎をしゃくった。
とはいっても、直接攻撃形で、元帥以外となると神田か、ラビかに限られる。リナリーとミランダは心情的にも不可能だろうし、チャオジーのシンクロ率では到底アレンに敵わない。あとの二人も似たような理由からだろう。ブックマンは立場的に除外だ。
「あーオレも駄目なんさ。上層部に眼ぇ付けられちゃってさ」
おどけた様にラビがひらひらと手を振った。
固定以外なら組ませてもらえそうだけどね。
「はぁ?」
「だから、オレの場合アレンがノア化しても、殺したりなんてしないでずっと観察してそうだって~」
まあ、その見解は、あながち外れてもいないさね。
ふっとラビが、ふざけたその笑顔を消して、神田とアレンに近付いた。
「ちょこっと、やばい事に首突っ込んじゃったみたいで」
あんまり派手に動けないんさ。そう二人に囁いた。
「しかし…」
神田が言いよどむ。随時ペアとして同行できるのは嬉しいが、その理由がアレンを殺す為となると。
戸惑うなと言う方が無理だろう。
「受けておいた方がいいでしょう。ウォーカーの事を思うのなら」
その場に急に割り込んで来た、明朗な声はハワード・リンクのものだった。
ばっと顔を上げた、神田とラビにリンクは入り口のドアに背を預ける形でそこにいた。アレンは初めから知っていたかのように、驚かなかったが。
「どういう意味だ?」
咄嗟に殺気を纏った神田が低く問う。
それを眉一つ、表情一つ動かさないリンクがさらりと答えた。
「そのままの意味です」
「てめぇが付いてんだろーが」
「僕はエクソシストではありませんので。それに私の仕事は監視です」
それ以上は私の仕事ではありません。
ノアはエクソシストにしか殺せないと、暗に含まれた意味に神田はリンクへと掴みかかった。
「それに常に一緒でしたら、いざと言う時にも、行動できるでしょう?」
胸倉を掴まれても、抵抗せず、リンクはさらりとそう言った。
「二つホクロ…」
「リンク…」
――――殺す為じゃなく。
「チッ」
舌打ち一つで、神田はリンクを開放した。
別の意味でムカつくけれど、こいつもアレンを思っている。
*************************
新しい教団はちゃんとリンクとの相部屋、ツインになってて、二つ並んだベッドに無意識に焼きもち焼いたりするんですよ。で、アレンの部屋が一番広いため、逢瀬の時にはリンクが気を利かせて席をはずし、神田とラビがアレンの部屋にやってくるんですv
敬語×敬語コンビのやり取りも萌。ですよね~♪
艶っぽさと、神田の嫉妬を押えたために、意外につまらなく…げふんげふん。(ああ、神田とラビの嫉妬編あった方が良かったですかね)
神田・ラビ・リンクのアレン総愛です。
そしていつものごとく書き殴りの書き逃げ。短くしようとして以下略。
**************************
「くあぁぁっ…」
眠そうに、大きな欠伸を一つしたアレンは、ベッドの上にあったクッションを胸に抱いて、ころりと転がった。
その様子をベッドサイドに腰かけた神田がじっと見ていた。
なんでこんなに可愛いのか、表情には一切出さずに神田はそんな事を考えていた。
ふわふわとした手触りのいい白い髪の毛に、もう一度触ろうとして腕を伸ばした。
その手があと数センチで届くかどうかと言う場所で、アレンがころりと寝がえりをうって、ひたりと神田を見つめ返した。
触り損ねた腕は、宙に浮かんだまま。持て余してパタリと下された。
その様子を見たアレンがクスリと笑う。
「何だ…」
「あ、いえ…」
笑われたことに眉をしかめた神田に、否定の言葉を吐きながらアレンは更に唇を引き上げ魅惑的に笑った。
そして、今思い出したとばかりに、アレンは口を開いた。
「あ、そうだ神田。明日あたりコムイさんから、僕のパートナーになる様に言われると思いますよ」
もちろん、拒否権も与えられると思いますけど。
アレンの言葉の裏には、先日彼が言った事にある。
『僕が14番目になってしまった時には、僕を殺してください』
自分を殺してと、あの時アレンはまるで朝の挨拶をするかのように、あっさりとそう言ったのだ。
アレンを守ると、行き着ける場所まで一緒に行こうと約束したばかりだったのに。
咄嗟に裏切られた気分になったのは、たぶん俺だけじゃない。きっとあいつもだろう。
こっそりと伺い見たラビも咄嗟に視線を逸らしたのを神田は見逃さなかった。
「パートナーは、任務の状況で、適材を選ぶんじゃなかったか?」
更に眉間に皺を寄せた神田が、出来るだけ平坦に聞き返した。
人数の減ってしまったエクソシストを守るために、奇怪の調査は二人以上を原則とする。そう決められたのには何の不満も無い。それにつけて方舟の使用で、機動力は格段に上がったのだ。
とはいっても、元帥を数に入れなければ、組める相手も限られては来る。しかしアレンの言う事は『固定』と言う意味で間違いないだろう。
「ええ、僕以外は状況に応じてコムイさんが、その都度選ぶそうですよ」
「では、何故…」
そう神田は聞き返してから、その理由に思い当たり口をつぐんだ。
アレンはその神田の心情を知ってか、笑顔を崩さないまま、残酷な続きを語った。
「そうです。僕がノア化した時の為に。神田に白羽の矢が立っちゃったんですよ」
すみませんと、アレンは小さく謝った。
「だから最初に言った通り、神田に選択権があります」
アレンを殺す役目を振られたという事。そして殺せそうな者。
「チッ、オレ以外にもいるじゃねーか。そこの馬鹿ウサギとか」
クイッと神田は壁に凭れるラビへと顎をしゃくった。
とはいっても、直接攻撃形で、元帥以外となると神田か、ラビかに限られる。リナリーとミランダは心情的にも不可能だろうし、チャオジーのシンクロ率では到底アレンに敵わない。あとの二人も似たような理由からだろう。ブックマンは立場的に除外だ。
「あーオレも駄目なんさ。上層部に眼ぇ付けられちゃってさ」
おどけた様にラビがひらひらと手を振った。
固定以外なら組ませてもらえそうだけどね。
「はぁ?」
「だから、オレの場合アレンがノア化しても、殺したりなんてしないでずっと観察してそうだって~」
まあ、その見解は、あながち外れてもいないさね。
ふっとラビが、ふざけたその笑顔を消して、神田とアレンに近付いた。
「ちょこっと、やばい事に首突っ込んじゃったみたいで」
あんまり派手に動けないんさ。そう二人に囁いた。
「しかし…」
神田が言いよどむ。随時ペアとして同行できるのは嬉しいが、その理由がアレンを殺す為となると。
戸惑うなと言う方が無理だろう。
「受けておいた方がいいでしょう。ウォーカーの事を思うのなら」
その場に急に割り込んで来た、明朗な声はハワード・リンクのものだった。
ばっと顔を上げた、神田とラビにリンクは入り口のドアに背を預ける形でそこにいた。アレンは初めから知っていたかのように、驚かなかったが。
「どういう意味だ?」
咄嗟に殺気を纏った神田が低く問う。
それを眉一つ、表情一つ動かさないリンクがさらりと答えた。
「そのままの意味です」
「てめぇが付いてんだろーが」
「僕はエクソシストではありませんので。それに私の仕事は監視です」
それ以上は私の仕事ではありません。
ノアはエクソシストにしか殺せないと、暗に含まれた意味に神田はリンクへと掴みかかった。
「それに常に一緒でしたら、いざと言う時にも、行動できるでしょう?」
胸倉を掴まれても、抵抗せず、リンクはさらりとそう言った。
「二つホクロ…」
「リンク…」
――――殺す為じゃなく。
「チッ」
舌打ち一つで、神田はリンクを開放した。
別の意味でムカつくけれど、こいつもアレンを思っている。
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新しい教団はちゃんとリンクとの相部屋、ツインになってて、二つ並んだベッドに無意識に焼きもち焼いたりするんですよ。で、アレンの部屋が一番広いため、逢瀬の時にはリンクが気を利かせて席をはずし、神田とラビがアレンの部屋にやってくるんですv
敬語×敬語コンビのやり取りも萌。ですよね~♪
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