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日々の雑記と少しの宣伝。 こうやって、ボクはイキている。
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震災の影響で、最近お仕事は、かなり落ち着きすぎです。

で、日々お掃除してるんですが、結構機械が複雑なのと、凸凹してるので、うっかり立ち上がる隙に腰をゴン。

見えないとこなので、触った診たら皮がべろりと。でも、血は出なかったのに薄皮一枚でしょうか。でも痛かったのねって話です。

あ、ちなみにエイプリルフールではありません。



嘘にちなんだ小話。ラビとアレン。

204夜ネタバレというより、読んでないと、ちょっぴり不親切。

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***************************



「もしもし、アレン。今日はどこ行ってるんさ?」
「はいはいラビ?今日はヴェネチアに行ってたんですよ。綺麗なとこでしたけど、道が複雑です」
「……」
「ラビ?どうかしましたか?具合でも?」
「…いいや。アレンの場合何処行っても道は複雑だろってさ」
「う…言いましたね」
「ティムなしで教団に帰りつけたら、迷子王返上してあげるさ?」
「教団……」
「どうしたさ、アレン?」
「いいえなんでも」
「教団って言えばさ、ユウの事……」
「………」
「アレン…?」
「…神田どころではないようですよ?」
「あはは。オレ等がそろって、消えちゃってるから?」
「……ラビこそ、本当に大丈夫なんですか?声が少し……」
「うん?ああ、これ?いつものごとく、じじいに缶詰め喰らっちゃっててさぁ。この書庫埃っぽくてね。そういうアレンこそ、地下水道?ちょっと声が遠い気がするけど」
「アクマノイズでも入ってますかね?感知できる距離にはいないようですが?」
「なら、いいんさ。無理すんなよアレン」
「ラビも、ブックマンと一緒に、出来るだけ早く教団に連絡入れてくださいね」
「じじいの気がすんだらね~」
「それでは」
「うん。またねアレン」

 ブツリと切れた通信を、きっと最後になるかもしれない声の余韻をアレンはその耳の奥底にじっと残した。

 もちろんここはヴェネチアなどではない。

 隣には、ロードとティキがアレンの通話が終わるのをじっと待っていてくれていた。

 教団に連絡を入れられたらすぐにわかってしまう事だけど。最後ぐらいラビの明るい声が聞きたかったのだ。

 これぐらいの嘘。君なら許してくれるでしょ?

 なのに。

 敵地だと思って行ったその先には。

「……どうして君はこんなところに捕まって、こんな姿になってるんですか?嘘つきですねぇ」

 何処が、書庫に缶詰めなんですか?まあある意味閉じ込められてますけど。

「……っ……っっ。……アレンこそ、嘘つきさ。人のこと言えないって…っ…」

 ノアとして、教団に追われてるって?

「しょうがないですね」
「まったくさ、しょうがない」



                                 貴方のために、時には優しい嘘を。

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 明らかな腐女、とっくに成人済み。鉄血のオルフェンズのオルミカにハマってガンダムに復帰しました。根っからの文字書きです。感想やコメント喜びます。基本TL住人です。
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