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日々の雑記と少しの宣伝。 こうやって、ボクはイキている。
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黄金の華




「今夜一晩抱かせては、もらえないだろうか?」
駅で待っていた男はにこやかにそう言った。




 次に君に会えたら、まずなんて言おうか?
 鈍そうな君だから、やはり正攻法でお付き合いしてくださいからが無難だろうか?
 そう考えればゲンキンなもので、またここに戻って来ようという気になるから不思議だ。
 それに考えるだけならタダで、自由だ。
「…さ、大佐っ」
 いかん、考えに耽るあまり幻聴まで聞こえてきだした、とロイが首を振ってそれを振り払おうとした。その先にいるはずのない、けれど見間違うわけがない、金色の頭と赤いコートが人垣の向こうでぴょんぴょんと跳ねていた。
「は…、鋼の?」
 小さく呟いたロイに、幻ではない証拠にエドワードが確かに、金の双眸でこちらを見た。
 傍に寄ろうとしたロイの前に、列車が到着し乗降の客であっという間に改札口は人で埋まった。
 その人垣にエドワードが流されていくのをロイは、人を掻き分け流れに逆らってその腕を必死に掴んだ。
「鋼の…」
「よう…大佐」
 やっとの思いで壁際までエドワードを引きずり出すと、それはアルフォンスのいる場所の反対側だった。
 次に会ったら言おうと思っていたことも、今すぐ中央から出るんだという忠告も、ロイの頭の中で虚しく空回りするばかりで、一つとして形にはならなかった。
 彼の二つ名を呼んだ自分に、いつもどおりの返事を返した少年と対峙した途端に口に上ったのはその言葉だった。
 きょとりとした少年の耳元に唇を寄せて、今度は聴き間違えのないように、確実にゆっくりとその言葉を吹き込んだ。
「今夜一晩、抱かせては、もらえないだろうか?」

 駅の雑踏はいまだ収まらない。


                  (本文より、中途抜粋)

 ***************************

 キーワードとしては「お初」「流血」「伝説」
 
 相変わらずヘタレて色っぽいロイ(それでも攻)と兄貴気質で男らしいエド(どうやっても受)がいっぱいです。エロシーンがんばりました(ブフー(鼻息)でもいちゃついてばかりで進展はあまりないような気もしますが…それは読んでのお楽しみで。
 あ一つ、後記に書き忘れちゃったのでここに追記。本文中の各章(■~■に囲まれた文)を繋げると、文章になるようになってます。だから最後の方ちょっとおかしなサブタイトルになってます(苦笑)

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 明らかな腐女、とっくに成人済み。鉄血のオルフェンズのオルミカにハマってガンダムに復帰しました。根っからの文字書きです。感想やコメント喜びます。基本TL住人です。
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