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『 ヒカリサス 』 P22 A5 コピー 150円
何とか間に合いそうです。今日の新刊コピ本。
ロイとエドも、お互いを信頼してるんだってことを書きたかったのですが、どうも肝心なところが抜け落ちてるような気がします。眠いです。本当にエスカレーターで引っかかっていたら救助してやってくださいませ。
我が家のは、コピ機として使うと非常に遅い。寝てしまいそうな遅さです。そして、やっぱり面付けを一度は間違えるさかき…。
ああ、ちょこっとさわりだけ、立ち読みです。表紙も載せようと思ったけど、スキャンし忘れてました。(今それだけの気力がありません…泣)
それでは↓から。指定はありません。が、性質じょう、義務教育ぐらいは終了されてからの方がいいかと思われます。
***********************
『今度はあんたの隣に立ってやるぜ』
そう約束して、君が旅立って早――――。
君のいない世界は、いつも暗くて現実味が無い。
「どうぞ」
ぼんやりと、見るともなしに執務室から覗く空を見ていたロイの前に、コトリとコーヒーが差し出された。
「ああ――」
運んできたリザに向き直れば、嫌でも目に入る金色の髪。
鋼のとは微妙に色合いが異なる髪だけど、金の色を見るだけでこんなにも思い出してしまう。
隣に立ってくれると、言ったのに。君は今どこにいるのだろうか。
世間は、鋼の錬金術師がいたことさえ、時間の流れに呑まれて忘れていっているよ。
自分の髪に視線を向けたまま、また遠い目をする上司に、リザも小さく溜息をついた。
エドワード君、無事に戻ってきてあげて。
あのヒトには貴方がいないと駄目なの。でも。
「准将、何時までも黄昏ていないで仕事してください。エドワード君が戻ってきた時に准将のままでは笑われてしまうかもしれませんよ」
『まだ准将ーなんだ、ダッセーッ』
人を指差したまま、ゲラゲラと笑うエドワードの姿が容易に想像できて、ロイも小さく笑った。
「そうだな…それを思えばくだらないこの日常も……」
ロイがやっと、コーヒーに口をつけた時に、執務室のドアが大きく開かれた。
「マスタング准将、セントラル駅付近のカフェで立てこもり事件が発生しました」
ノックも無の無礼を嗜めようとして、ロイは息をのんだ。
ああ、彼も金髪だ……。
*************************
とまあ、こんな感じでうちのロイさんはエド君大好きです。
そして颯爽と現れるエド王子(笑)
エド18歳設定で、映画版の美人さんエドを思い浮かべて読んでくださると嬉しいです。
お話的には別に映画版の続きではなく、パラレルで。
何とか間に合いそうです。今日の新刊コピ本。
ロイとエドも、お互いを信頼してるんだってことを書きたかったのですが、どうも肝心なところが抜け落ちてるような気がします。眠いです。本当にエスカレーターで引っかかっていたら救助してやってくださいませ。
我が家のは、コピ機として使うと非常に遅い。寝てしまいそうな遅さです。そして、やっぱり面付けを一度は間違えるさかき…。
ああ、ちょこっとさわりだけ、立ち読みです。表紙も載せようと思ったけど、スキャンし忘れてました。(今それだけの気力がありません…泣)
それでは↓から。指定はありません。が、性質じょう、義務教育ぐらいは終了されてからの方がいいかと思われます。
***********************
『今度はあんたの隣に立ってやるぜ』
そう約束して、君が旅立って早――――。
君のいない世界は、いつも暗くて現実味が無い。
「どうぞ」
ぼんやりと、見るともなしに執務室から覗く空を見ていたロイの前に、コトリとコーヒーが差し出された。
「ああ――」
運んできたリザに向き直れば、嫌でも目に入る金色の髪。
鋼のとは微妙に色合いが異なる髪だけど、金の色を見るだけでこんなにも思い出してしまう。
隣に立ってくれると、言ったのに。君は今どこにいるのだろうか。
世間は、鋼の錬金術師がいたことさえ、時間の流れに呑まれて忘れていっているよ。
自分の髪に視線を向けたまま、また遠い目をする上司に、リザも小さく溜息をついた。
エドワード君、無事に戻ってきてあげて。
あのヒトには貴方がいないと駄目なの。でも。
「准将、何時までも黄昏ていないで仕事してください。エドワード君が戻ってきた時に准将のままでは笑われてしまうかもしれませんよ」
『まだ准将ーなんだ、ダッセーッ』
人を指差したまま、ゲラゲラと笑うエドワードの姿が容易に想像できて、ロイも小さく笑った。
「そうだな…それを思えばくだらないこの日常も……」
ロイがやっと、コーヒーに口をつけた時に、執務室のドアが大きく開かれた。
「マスタング准将、セントラル駅付近のカフェで立てこもり事件が発生しました」
ノックも無の無礼を嗜めようとして、ロイは息をのんだ。
ああ、彼も金髪だ……。
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とまあ、こんな感じでうちのロイさんはエド君大好きです。
そして颯爽と現れるエド王子(笑)
エド18歳設定で、映画版の美人さんエドを思い浮かべて読んでくださると嬉しいです。
お話的には別に映画版の続きではなく、パラレルで。
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「大佐…その……」
珍しく口ごもる彼に、焦りや苦痛の色は見出せない。急に入ってきた状態からは判断できないが、それほど切羽詰っている用件ではないらしい。また動作や口調から察して、酷い怪我を負っているようでもない。
そこでやっとロイは落ち着きを取り戻した。(もちろん表情には表れなかったが)
「何かな、鋼の?」
執務用の作り笑顔から、恋人に見せる優しい笑顔へと表情を緩めて、ロイがゆったりと聞き返した。しかし、この気のゆるみが曲者だった。
「好きなんだ」
「はっ?」
いきなりのエドワードの告白に、ロイは間抜けな返事を返してしまった。恋人としてはあるまじき行為だ。
しかしエドワードにはそこを気にする余裕も無いのか、あっさりとロイの受け答えを流してしまった。
「だからっ、大佐…いや。ロイのことが好きなんだなぁって」
なるべくロイを視界に収めないように顔を背けながら、エドワードは赤くなった頬を照れ隠しに擦った。それでもロイの様子が気になるのか、ちらちらとロイの方を盗み見ている。
どうせ『悪いものでも食べたかね』とか『何か頼みごとでも?』とか、言われるに違いないと思いながら。
しかし、ロイからの返事はなかなか返ってこなかった。その沈黙にエドワードはいたたまれない、いつだって耐え切れなくなるのは自分の方だ。
「だからっ…」
「エドワード」
思い切って、同じ言葉をもう一回。今度は真正面に向き合って言おうとしたエドワードは不意に抱きしめられた。執務室の机越しに。
エドワードは広い腕に打つつまれながら、やっぱりロイのことが好きなんだと再確認していた。
この胸の中にいると、これ以上ないぐらいに安心して、だけどそれと同じだけドキドキもして、なんだか無性にキスしたいかも。そう思って顔を上げれば、エドワードと同じ角度にロイの顔があって、どちらからということもなくキスを交し合った。
「時々急に不安になってね、君が私に同情したんじゃないかと」
「…そんな事、ないぜ。同情とかで男の恋人持とうなんて器用な事は出来ねぇよ」
****************************
『アベラシオン』収録/さかき’sパート『恋 -レン-』より一部抜粋
藤白さんパートも含めてすごく甘い一冊に仕上がってます。
H描写がないのも珍しいかな?でも恥ずかしい二人は1.5倍増し(当社比)
なんだか二人(藤白さん)そろってエドの大告白大会になってます。
(CMYK変換が出来なかった為、実際の色味とは多少違うかと思われます)
「ほいっ」
「……はい?」
予備動作も無く、急に投げ付けられたそれをロイは反射的に受け止った。
そして掌にすっぽり収まってしまったそれを握り締めて、それが鉱石のような物だと気がついた。
「石…?」
「そ。それ、あんたにやるよ」
「これは?」
掌を開いて見ればそれは、直径1.5センチほどの丸い宝石だった。しかも完璧な球体ではなく、不ぞろいな多角形の形は天然石だろうと思われた。
深い青色をした石の中に色とりどりの星が散っている様は、綺麗ではあるがそれを自分に渡す理由を、ロイは全く思いつかなかった。
「お、お守りみたいなもん!…だって!アルがっ……」
「ほう。…アルフォンス君に言われたから、わざわざ?」
「ちがっ…違わないけど、違う!」
買ってきてくれたのかい。と言えば、機嫌を損ねてしまったと勘違いをしたエドワードが慌てて否定してきた。ロイからしてみたら、誰に言われて買ったものであろうと、エドワードが自分のために持ってきてくれたのならそれで十分に嬉しいのだ。
しかしその事で慌て、うろたえるエドワードの姿がまたさらに可愛らしかったので、あえて何も訂正しなかった。そしてこの表情の十分の一でも言葉にしてくれたらと、ロイは少し欲を出した。
「鋼の?」
「う―――っ」
ロイが優しい視線でエドワードを見つめている事に気づくと更に、エドワードは顔を赤くして唸った。
もう一押しとロイが口を開こうとした時、殺気にも似た気配を感じて、慌てて机から乗り出していた身体を引いた。
それとほぼ同じにして、エドワードの右腕が机にドンと叩き付けられた。頑丈さには定評の在る執務机がミシリと鳴ったのは気のせいではない。
からかい過ぎたと、一瞬にしてロイの表情は青ざめた。引き際は心得ていた心算だったが、彼があまりにも可愛らしい事をするので、欲を出しすぎた。
こうなってしまえば三十六計、謝り倒すしかない。三十路の男の選択肢としてはどうかと思うのだが、なりふりかまってはいられない。
「すまなかった鋼の。君の怒った顔が…つい可愛くて、調子に乗ってしまった」
ここの最高司令官の一人のハズだが、エドワードに頭を下げる事に何の抵抗も無い。自分の腰の高さよりもエドワードから『恋人、取消し宣言』をされる方が数倍、恐ろしい。
しかし彼からの返事は返ってこない。ロイは恐る恐る下げた頭を持ち上げてエドワードの表情を伺い見た。
「…何言ってんの?」
******************************
本文抜粋。
といってもほとんど冒頭。
前編は相変わらずラヴラヴの二人がいっぱいです。
エドがロイに渡した石が引き起こす騒動です。しかし騒動のほとんどが後編に…(>_<)
「今夜一晩抱かせては、もらえないだろうか?」
駅で待っていた男はにこやかにそう言った。
次に君に会えたら、まずなんて言おうか?
鈍そうな君だから、やはり正攻法でお付き合いしてくださいからが無難だろうか?
そう考えればゲンキンなもので、またここに戻って来ようという気になるから不思議だ。
それに考えるだけならタダで、自由だ。
「…さ、大佐っ」
いかん、考えに耽るあまり幻聴まで聞こえてきだした、とロイが首を振ってそれを振り払おうとした。その先にいるはずのない、けれど見間違うわけがない、金色の頭と赤いコートが人垣の向こうでぴょんぴょんと跳ねていた。
「は…、鋼の?」
小さく呟いたロイに、幻ではない証拠にエドワードが確かに、金の双眸でこちらを見た。
傍に寄ろうとしたロイの前に、列車が到着し乗降の客であっという間に改札口は人で埋まった。
その人垣にエドワードが流されていくのをロイは、人を掻き分け流れに逆らってその腕を必死に掴んだ。
「鋼の…」
「よう…大佐」
やっとの思いで壁際までエドワードを引きずり出すと、それはアルフォンスのいる場所の反対側だった。
次に会ったら言おうと思っていたことも、今すぐ中央から出るんだという忠告も、ロイの頭の中で虚しく空回りするばかりで、一つとして形にはならなかった。
彼の二つ名を呼んだ自分に、いつもどおりの返事を返した少年と対峙した途端に口に上ったのはその言葉だった。
きょとりとした少年の耳元に唇を寄せて、今度は聴き間違えのないように、確実にゆっくりとその言葉を吹き込んだ。
「今夜一晩、抱かせては、もらえないだろうか?」
駅の雑踏はいまだ収まらない。
(本文より、中途抜粋)
***************************
キーワードとしては「お初」「流血」「伝説」
相変わらずヘタレて色っぽいロイ(それでも攻)と兄貴気質で男らしいエド(どうやっても受)がいっぱいです。エロシーンがんばりました(ブフー(鼻息)でもいちゃついてばかりで進展はあまりないような気もしますが…それは読んでのお楽しみで。
あ一つ、後記に書き忘れちゃったのでここに追記。本文中の各章(■~■に囲まれた文)を繋げると、文章になるようになってます。だから最後の方ちょっとおかしなサブタイトルになってます(苦笑)
月の細いこの時期、よく星が見える。大空を二分するようにミルキーウェイが中天を走り、その両岸で一際強く輝く星が二つ。
「年に一度しか会うことを許されない彼らよりは、私たちの方がましなのかな?」
ロイは、先ほど部下たちから聞かされた七夕の伝説に思いを馳せていた。そしてふとした瞬間に、アルフォンスの言葉を思い出したのだった。なぜそのような話になったのかは覚えていなかったが。
『兄さんは時々、夜空を見上げています。僕には兄さんが星を見ているのか、空を見ているのか、までは分かりませんけれど。そのときの兄さん、とっても優しい表情をしています』
ロイは思い出したその言葉に後を押される様に、もう一度だけ窓から夜空を見上げると、ある場所へと足を向けた。
夜勤の時間になって、すっかり人気の失せた階段をロイは一段、また一段と上っていく。駆け出しそうになる足を、なけ無しのプライドで押さえつけて。
************************
『七夕の神様』本文より抜粋
こんな感じで始終ラブバカップル。そして屋上エロ(……汗)
ぬるめですが、16禁(…の気分)
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